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犬用おやつ|愛犬に安心な手作りおやつ|アンジー・ラボ


手作り食についてhandmade meal

Let's Try!

これから手作り食を始めてみようとお考えの飼い主様!
ご自分のライフスタイルに合わせて無理せず気楽に始めることが長続きのコツです。
せっかく大切な愛犬の健康のために始めるのですから手軽に、でもきちんと続けたいですよね。
そんな飼い主様のお役に立てればと思い書いてみました。ぜひ一読してみてください。


給餌方法について

手作り食に切り替える場合でも、他のフードの切り替えと同様に徐々に切り替えていくことが大切です。
愛犬の体調(お腹の調子等)に異常がないかどうか様子を見ながらゆっくりと進めていくのが良いでしょう。
手始めにいつものフードにひと手間加えた「半手作り食」というのも良いですね。お肉や野菜、穀物等を
茹でたり蒸したりしておいてフードに混ぜて与えてみる・・・結構、簡単です♪
馴れてきたら加熱した野菜や穀物を生肉に混ぜて与えるのも良いでしょう。
肉類は生のままでも加熱しても大丈夫ですが、野菜や穀物は必ず加熱して与えてください。ワンちゃんは
野菜等を消化吸収するのが人よりも苦手ですから。もちろん調味料も必要ありません。
またご存知の通り、ネギ類、生の卵白、チョコレート等は禁忌ですので絶対食事には加えないでください。


給餌量について

手作り食を始めるにあたりまず疑問に思うことはご自分の愛犬にはどの位の量を与えれば良いのかわからない、
ということではないでしょうか? 一般的なカロリー摂取量がご自分の愛犬に適しているかどうかは愛犬の年齢、
性別、犬種、避妊・去勢の有無、運動量等の付加条件によって違ってくるからです。
現在、最もポピュラーな1日あたりの摂取量(DER)の求め方は安静時エネルギー要求量(RER)にそれぞれの
ワンちゃんの状態(上記付加条件)を活動係数として乗じて求める方法です。
まず、安静時エネルギー要求量を求めてみましょう。これはどのようなワンちゃんにも共通した求め方です。
RER=70×(体重kg)0.75乗
 ※体重の0.75乗は体重×体重×体重÷√÷√で求めることができます。電卓で試してみてください。
次にRERに愛犬の活動係数をかけてDERを求めます。下表に付加条件に対する活動係数を記載しましたので
愛犬に合った条件をえらんで計算してみてください。
1日当たりの給餌量がわかれば、あとは与える食材のカロリー量から必要な量が計算できますね。

付加条件 DER(RER×活動係数)
避妊・去勢済み(成犬) RER×1.6
未避妊・未去勢(成犬) RER×1.8
肥満傾向(成犬) RER×1.4
減量用(成犬) RER×1.0
重篤・安静時(成犬〜高齢犬) RER×1.0
 体重増加 (理想体重の)RER×1.2〜1.4 
 妊娠前半(42日間) RER×1.8 
 妊娠後半(21日間) RER×3 
 授乳中 RER×4〜8、または自由採食 
 成長期(離乳〜4か月齢) RER×4 
 成長期(4か月齢〜成犬) RER×2 

※求めたDREは1日当たりの摂取量となりますので食事以外の間食(おやつ)も含みます。その分は食事量を減らして
調整してください。間食量はDREの10〜20%以内に抑えてください。また、普段よりも活動量が多い時には5〜10%
ほど給餌量を増加してください。


栄養バランスについて

給餌量がわかったところで次に疑問におもうことは栄養のバランスについてだと思います。
そこでまず、栄養について説明しましょう。動物が生きていく上で必要なタンパク質、炭水化物、脂肪、ミネラル、
ビタミン、これを5大栄養素といいます。これに酸素と水があれば生命を維持していくことができるわけです。
タンパク質・脂肪の主な供給源は肉類、炭水化物の主な供給源は穀物、繊維質の主な供給源は野菜、ビタミン・ミネラル
はすべての食物に含まれています。これらの食物をバランスよく給餌しましょう。
インターネットで簡単に食品成分を調べることもできるので使いたい食材について知っておくのも良いと思います。
下記の表は一般的な総合栄養食における推奨含有量となりますが手作り食を作る際の参考になると思います。

 栄養素/ステージ 成長期・繁殖期  維持期(成犬期)  高齢期・老齢期 
 タンパク質 22〜32%  15〜30% 15〜23%
 脂肪 10〜25%   10〜20%  7〜16%
 淡水化物 23%以上   55%以下  62%以下
 繊維質  5&以下  5%以下  2%以上

お問い合わせください

上記の手作り食に関する説明はあくまでも健全なワンちゃんを対象にしたものです。愛犬に慢性疾患等がある
場合は上記の説明がそぐわない場合があります。まずはかかりつけの獣医師にご相談の上で進めてください。
またお問い合わせくだされば症状に合わせた給餌方法等についてアドバイスいたします。その際には愛犬の病気、
症状、治療内容等を詳細にお伝えください。